1. 荷物重っ!! iPhone2台持ちの悩み

皆さんは毎日何kgの荷物を持ち歩いていますか? 私が仕事(取材)に行くときは、MacBook Proと一眼レフカメラ、そしてiPhoneを2台、メイク用品やらお財布やら足して、総重量5.8kgです。トートバッグにこれらを詰め込み、移動するので、夜には体がバキバキ。つらみが強い毎日でした。

2. 少しでもPCを軽くしたくて

えっ? なんでiPhone2台持ってるのかって?

「私、女だけど漢だからiPhone二台持ちに決めた」に書きましたが、私ったらiPhone XとiPhone 8をうっかり買ってしまいましたので、1台は連絡やテザリング用に、1台はボイスレコーダーとSNS用に持ち歩いているのです(ちなみにiPhone XSも予約しました)。1台でいいじゃん! という声が聞こえてきそうですが、買ったからには使うのが漢の道です。さらにAndroidスマホが必要なときは3台持って歩いているので、もしかしたら怪しい女かもしれません。

女なのか漢なのかはっきりしませんが、とにかく重い荷物を持ち運ぶのがつらくなっていました。いい加減荷物を軽くしたい、しかも最近壊れたWindowsノートの代わりになるノートパソコンが欲しい、そう考えて検討を始めました。

重さの希望は1キロ未満。LGに傾いたものの……

最大の目的は軽量化です。パソコンの重さは1kg未満と決めました。今のMacBook Pro(13-inch, Mid 2012)の重さは約2.06kg。意外と重いのが電源アダプタで約230gあり、合わせて約2.29kgあります。ここはぐっと軽くしたいところです。

そこで、最初に気になったのが、LGエレクトロニクスの「LG gram」。13.3インチモデルは965gと1kgを切った軽量で、バッテリー駆動時間が最長27時間という驚異的なノートパソコンです。さらに端子が豊富にあり、USB 3.0が2基、USB Type-Cが1基、ヘッドフォン端子、HDMI端子、microSDカードスロットもあります。これなら、電源アダプタもハブも必要ありません。1kgを切った状態で持ち歩けるわけです。

ほぼ心が決まったその時に、目に入ってしまったのがMicrosoft「Surface Go」の記事。検討していた日は、発売日の約一週間前でした。

3. 目にとまったSurface Go

Surface Goが発表されたとき、日本版ではMicrosoft Officeのバンドル版しか販売されないため、米国版のような割安感が感じられないことで話題になっていましたよね。発売日が近くなっていたその頃には、いち早く米国版をゲットした人たちのレビュー記事がいくつも公開されていました。

気になるポイントが詰まったSurface GO

実は私、ずっと気になっていたことがありました。それは「2in1」の波に乗れていないことです。キーボードをヒンジで折り曲げてタブレットとして使う、もしくはタブレットにキーボードを装着できる、あの「2in1」です。Windows 8の時代から注目されていた2in1ですが、パソコン買い換えの時期にかぶらなかったこともあり、そのままやり過ごしていました。

さらに波に乗り遅れていたのが、タッチパネルです。先日、私の娘にノートパソコンを購入したのですが、彼女が条件として出したのは「タッチパネルのノートPC」であること。ノートパソコンの画面を自然にタッチしてしまうのが、スマホ世代です。「マウスもキーボードも煩わしい」と言うのは娘だけではなく、取材で会う10代の子たちみんなが口を揃えていう言葉でした。「だよねー。わかるー」と適当に話を合わせていた私ですが、ノートパソコンの画面をついタッチしちゃうことなんてありません。「もはや旧人類!?」という焦りがあったことは事実です。

そしてスタイラスペンです。ペンでの入力がスムーズになっていることはスマホで感じていたのですが、試用した程度で実際に仕事でバリバリ使ったことはありませんでした。でも、iPad Proの発売により、ペンでの入力が仕事に便利だという声をあちこちから聞くようになりました。私の周囲ではiPad Proを購入した人たちが多く、やれ何インチがいい、Apple Pencilはどうだ、SmartKeyboadの打鍵感はどうだと楽しそうに話していました。その盛り上がりぶりは「タブレットも仕事に使えるようになったんだ」と感じるものでした。

仕事するなら使い慣れたWindowsがよかった

とはいえ、やはり仕事をするなら使い慣れたWindowsにしたかったのです。何しろ、私の仕事における大切なパートナー、テキストエディタ「秀丸」の対応OSはWindowsのみです。そしてWindowsの2in1なら、やっぱりWindowsを作っているMicrosoftのデバイスにしたかった。元OSエンジニアの私は、OS開発元が作っているデバイスが好きなのです。

「Surface Goなら小さくて軽いし、昭和な私でもPC業界の最新テクノロジー全部入りの波に乗れちゃうのでは!」

ということで、Surface Goの購入を決めました。

4. 軽くて小さくてめっちゃかわいい

購入したSurface Goは、メモリ8GB、SSD128GBのタイプです。Surface Goにはメモリ4GB、eMMC64GBのタイプもあるのですが、4GBのメモリでは不足することが目に見ていますし、スマホにも使われているeMMCは読み書き速度に不安がありました。

さらに、Surface Go Signatureタイプカバー、Surface ペンもポチッと。Surface Goが89,424円、Surface Go Signatureタイプカバーが16,632円、Surface Penが12,744円、総額118,800円(価格はすべて税込)のお買い物になりました。

到着したSurface Goはとにかく小さい! サイズは245×175×8.3mm、画面サイズは10インチです。今回のポイントである重さは522g。軽い!

Surface Go Signature タイプ カバーが約245gなので、本体と合わせると約767g。出かけるとき「ついでに持っていこうかな」ができる重さです。ちなみに、ペンは20gです。

電源アダプタ込みでもアンダー1キロ

あ、電源アダプタに気づいた人もいるでしょうか。専用の電源アダプタは約136g。すべて合わせても約923g! 1kgをちゃんと切りました。とはいえ、バッテリー駆動時間は最大9時間なので、電源アダプタなしで持ち歩ける日も多そうです。

5. Surface Goなら膝上でも打てた!

使う前に、まずはWindowsの「Sモード」の解除です。Surface GoにはWindows 10(Sモード)という、Microsoft Storeのアプリのみが使用できるOSが搭載されています。しかし、それでは秀丸が使えません。ブラウザの変更もできないため、Google Chromeも使えません。そこで早速、Sモードを解除することにしました。

MicrosoftのWebサイトを見ると、「Microsoft Store で "S モードをオフにする" (またはこれに似た名前) のページが表示されたら、[入手] ボタンを選択」とあります。そこで「Sモードをオフ」でStoreを検索したのですが、ヒットしません。英語版では「Switch out of S Mode」と呼ぶことを知ったので、「switch」で検索したところ「S モードをオフにする」がヒットしたので入手しました。もしかすると、「S」の後にスペースを入れるなどすればよかったのかもしれません。

Sモードを解除して自分好みにカスタマイズ

Sモードさえ解除できれば、自分が普段使用しているソフトをインストールすることができます。Surface GoのCPUはPentium Gold 4415Yなので、クラウド同期やRAWデータの現像など重い処理をするとき遅く感じましたが、その後は快適です。ストレージが128GBと少し物足りないのですが、不足したらmicroSDを購入することにします。

Signatureタイプカバーのキーボードは強く打つとペコペコとたわみますが、それは慣れれば気になりません。Surface Penについてはまだこれから使い込む段階なのですが、検知能力は高そうです。

また、購入前に心配していたポイントのひとつに、膝の上に載せてキーを打つことができるかどうか、がありました。試してみると、そこはSurfaceの中でもっとも小さなSurface Go。ちゃんと打つことができました。ただ、私は身長が163cmと女性にしては背が高いほうなので、小柄な方は店頭で試してみることをオススメします。

Surface Goを便利に使える2つのアイテム

そして波に乗り遅れていた私は、パソコンの搭載ポートがUSB Type-Cひとつ、という初めての環境に備えて、SDカードスロットとUSB 3.0 Type-A端子を持つハブを購入しました。

さらに、USB Type-Cで本体を充電できるモバイルバッテリーも使ってみたいな、なんて夢を抱きまして、USB PD(Power Delivery)対応充電器も物色。「cheero Power Deluxe」をお借りして使っています。ただ「cheero Power Deluxe」は約368gと重量感があるため、普段使いというよりは、バッテリー不足が予想される日だけ持ち運ぶことになりそうです。

Surface Goはとにかく軽いので、使わないかもしれないけれど持っておきたい日にも気軽に持ち歩けるし、普段の仕事環境がそのまま使えるので買ってよかったと思っています。そういえば、買ってしばらくスマホネイティブよろしくタッチパネルをタッチするのを忘れ、トラックパッドを使っていたので、これからはムリしてタッチしていくことを固く誓います。