こんにちは、日本PCサービスの原島です。

みなさん、パソコンはノートPCとデスクトップPCのどちらをお使いでしょうか。今ではデスクトップPCよりノートPCのユーザーの方が多数派になっています。バッテリーを内蔵しているので、電源のない所に持ち運べて使え、停電時でも使えるなどのメリットがありますよね。

ところが、ノートPCのバッテリーに関しては、「充電されなくなった」「すぐになくなる」といったご相談も多く寄せられています。交換するとなると、数千円から1万円以上しますし、ノートPCではバッテリーが自分で交換できない機種もあります。そこで今回は、バッテリーをなるべく長持ちさせる方法をご紹介いたしましょう。

●電源のつなぎっぱなしはNG

よく見られるのは、電源(ACアダプター)を本体に挿しっぱなしで使われているケースです。実は、ほとんどのノートPCに採用されているリチウムイオンバッテリーは高温に弱い性質を持っています。ACアダプターをつなぎっぱなしにしていると、充電によってバッテリーの温度が上昇し、さらにCPUなどの熱も加わることで、バッテリー自体の寿命が短くなってしまうのです。また、家を空けている間に落雷があり、ACアダプターをつなぎっぱなしにしていたが為にパソコンが壊れてしまったという事例もあります。

バッテリーを長持ちさせたいなら、電源を挿しっぱなしにせず、充電が終わる度に抜いて使うことです。充電する上限を80%程で止め、残量が30〜50%に減ったら充電するようにすれば、バッテリーの負荷が減らせます。Windows 10には、充電の上限を100%以外に設定する項目がありますので、低めに設定すれば、過充電を防ぐことができます。

継ぎ足し充電はバッテリーの性能を低めると思われる人もいるかもしれませんが、リチウムイオンバッテリーにはメモリー効果がないので、継ぎ足し充電でも問題ありません。また、夜間など電源を挿しっぱなしでもPC自体が起動していなければ、バッテリーへの負担は少ないので、その点は安心してください。

逆に、絶対に避けていただきたいのは、バッテリーを完全に空にしてしまうことです。再度充電する際にバッテリーに大きな負担をかけますし、使えるようになるまでにかなりの時間がかかります。

国内メーカーのパソコンには、バッテリーを管理する専用ツールがインストールされていることもあります。バッテリーの状態を確認したり、バッテリーの性能を回復させる機能である「リフレッシュ」が備わっています。こうしたツールが自分のパソコンに入っていないか確認してみてください。

ただし、リフレッシュしたとしても性能が回復しないのであれば寿命と考えてください。バッテリーの寿命はおおむね3年ほどです。15インチクラスであればバッテリーを取り外せる機種が多いので、メーカーなどから取り寄せて交換することになります。

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